すずきしげまさ 鈴木重正

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東日本大震災慰霊追悼


   あれからもう7年の年月が経ちました。3月11日、浜三沢の玉泉寺で東日本大震災慰霊追悼法要が執り行われました。私も、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、哀悼の意をささげるために参列しました。

2011年(平成23年)3月11日午後2時46分18秒、三陸沖を震源に巨大地震が発生。誰もが想像だにすることのできなかった犠牲・被害をもたらすことになった未曾有の大震災、国内観測史上例のない巨大な地震、予想を遙かに超える大津波によって沿岸部の町は次々に呑み込まれ、福島第一原子力発電所事故も相まって日々の平穏な暮らしは一瞬にして崩壊してしまいました。死者およそ1万6000人、依然として2500人もの方々が行方不明となり、東日本大震災は、生涯忘れることのできない大きな傷痕を残しました。

三沢市においても、震度4の地震を観測、最大波7.4メートルと推測される大津波によって2人の尊い命が犠牲となったほか、三沢漁港施設の壊滅的な被害など数々の被害があり、私たちに物心両面の甚大な被害をもたらしました。

東日本大震災後も、広島土砂災害、御嶽山・草津白根山の噴火、熊本地震、昨年の九州北部豪雨、そのほかにも台風や豪雪など多くの自然災害が起きています。これら自然災害の発生を防ぎきることはできませんが、その被害を最小限にしていくことは可能です。

   震災から7年余りを経た今、私たちがあのとき経験したことや様々な想い・記憶は、日々薄れていき、語られることも少なくなってきているように感じますが、このことは、しっかりと後世に伝えていかなければいけません。

そして、この辛い経験を教訓として、防災教育・防災訓練の徹底やハード面の整備をはじめとして自然災害からまちや住民を守る、更に最近では弾道ミサイル落下から住民を守る、その取組を本気で進めていく必要があります。

2018年3月11日


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