今、私たちが暮らしているこのまちは、一朝一夕に築き上げられたものではありません。私たちの先祖、そして諸先輩方が苦労を重ね、知恵を絞り、幾多の困難を乗り越えて、長い年月をかけて築き上げてくださったものです。

　愛するふるさと三沢を決して後退させることなく、今以上に少しでも発展、繁栄させて誰もが「三沢に生まれてよかった、住んでよかった」と胸を張って言えるよう、自分のふるさとに夢が持てる、誇りが持てる、よりよいまちを築き上げ、次代を担い、未来を迎える子どもたちや孫たちにしっかりと引き継いでいくということが、今を生きる私たちに与えられた使命・責任であると思っています。

　かつて経験したことのない本格的な人口減少社会を迎え、地方の状況は今後更に厳しさを増していくと思います。しかし、そういう中、自分のふるさとに夢をもつことができない、誇りをもつことができない、そういうまちにしてはいけません。

　長い年月をかけてこのまちを築き上げてくださった先人たち、そして、次代を担う子どもたち、孫たちに恥ずかしくないよう、夢と誇りあふれるまちづくりをしっかりと進めていかなければならないのです。

　私は、誰のため、何のためでもない、ただ愛するふるさとのため、そこに暮らす人たちの幸せのために、思いよこしまなく、「夢と誇りあふれるまちづくり」にやる気いっぱい、元気いっぱい、勇気をもって全力で取り組んでまいります。

鈴木重正